ホクコンのブースにお立ち寄りいただいた方の声「キーワード」を共有させていただきます。
多くの方のヒントになり、各分野の進展につながればと思います。
今回のテーマは、「ゲリラ豪雨」、「防災減災」、「あまみず利用」でした。
1. 防災トイレ
- ここ数年、下水道直結型で整備してきた。
- まだ整備できていない。
- 公園の新設時、防災トイレを考えている。
- BCPで、防災トイレを検討している。
- 防災トイレの整備は、どの程度進んでいるのか。
- 下水道本管が破損するリスクは想定をしていなかった。(下水道管路の耐震化率はまだまだ低い。)
- 地下水位の高い軟弱地盤地域や耐震化の遅れている地域では単独し尿槽が必要かも。
- テントとトイレが1箱になっているのは、設置時にスムーズでよい。
- 組立が早く、廉価なものを希望する。
- 自治会などにもPRしていくべき。
- トイレテントが防災管理課、マンホールトイレが下水道課と担当が分かれていることが多い。
(所感)
整備状況は、自治体によって大きく異なるようです。
地下水位が高い軟弱地盤や老朽管路区間では、単独し尿槽の必要性を感じていただけました。
また、トイレテントとマンホールトイレが、別の部署管轄という課題もあるようです。
2. 雨水貯留(調整池)
- 既設の貯留槽の維持管理性をよくしたい。
- 既設施設の堆砂の処理をどう考えていけばよいか。
- 維持管理を省スペースに集中させる考えがあることを知った。
- 都市部では、貯留管タイプでの対応が多い。
- 樹木を残しながら、貯留槽を設置できないか。
- 中国でも都市洪水災害が多く、対策に力を入れ始めている。
(所感)
堆砂の処理など維持管理性への高い関心がうかがえました(関心のある方に、来訪していただいたようです)。
3. 防災時の水
- BCPで、水の確保を検討している。
- オリンピックに向けて、災害対策を考えている。
- 防火水槽が飲料水兼用としている。
- 防災公園には、手押しポンプを設けたい(電力なしで動く)。
- 1人1日当たりの必要量の規定が知りたい。
(所感)
まずは飲料水の確保への関心が高かったです。 生活用水への関心も少しずつ増えてきています。
4. あまみず利用
- あまみずを利用するという視点を初めて知り、新鮮だった。
- 自宅で6トンの雨水タンクを活用している。(東日本大震災のとき助かった。)
- 自社で洪水対策用の貯留槽を計画しており、あまみず利用も考えている。
- 海外の工場での利用を考えている(国内では経済メリット出にくい)
- 水処理システムは海外でこそニーズが高いのでは。輸出してはどうか。
- 農業用水など再利用できるとよい。
- 水処理は、処理能力と処理量のバランスが難しい。
- 推進団体は、雨水市民の会、滋賀「碧いびわ湖」、福井「あめゆきCafe」などがある。
(所感)
あまみず利用への関心は10人に1人ですが、関心のある方の「関心強度」が 非常に強いことが印象的でした。
国土交通省による あまみず利用を推進する法律 の整備も進んでいます。