モニタリング
ときには、雪の中をかき分けて。
改修されたホタル水路のモニタリングに向かいます。
冷たい水。自分とのたたかいです。
・・・・。
いました!ゲンジボタルの幼虫。
そして、幼虫のエサとなる大量のカワニナ。これで大丈夫。
春、桜が咲く頃。
雨の降った夜、水路に向かいます。
幼虫が、水路の側壁を登っていきます。
6月、ゲンジボタルの飛翔です。
ゲンジボタルのいる水路の改修
ホタルが飛び交う水路を改修する際、地元の方々の思いは、複雑です。
- 子供や孫へ宝を残したい
- 負担はかけたくない
二律背反の水路案のはざ間で、悩まれていることがしばしばです。
わたしたちのささやかな提案は、「ゼロ」(ホタルが全くいなくなる)を回避することです。
3面張り水路(側面と底面がコンクリートの水路)とした場合、
幼虫のすみかがなくなり、ホタルはいなくなります。
わたしたちの提案は、2.5面張り水路です。
- 水路の底面の一部に土砂がたまる場所を用意
- 側面の一部にコケの繁茂しやすい環境配慮型のパネルを設置
地域によっては、こういったバランスを探す解決策もあるのではないでしょうか。